入場行進で日本航空石川の校名がアナウンスされると、スタンドからはそれまでよりも大きな、そして長い拍手が送られた。

学校がある輪島市が元日の能登半島地震で被災。チームは山梨に拠点を移して活動を続けてきた。

開会式を終えた宝田一慧主将(3年)は「本当にうれしい気持ちと、鳥肌が立つ気持ちで歩いてました。支えてくださった、たくさんの方々の思いというのが頭に浮かびました」と振り返った。来場した人たちからのエールと言える拍手だった。

また、入場行進が終わると、選手、監督、役員、来場者ら全員で、地震で犠牲になった人たちへ黙とうがささげられた。