京都国際が智弁和歌山との接戦を制してサヨナラ勝ちし、近畿大会では春秋通じて悲願の初優勝を飾った。
2-2で迎えた同点の9回、2死二塁から打席には西村一毅(いっき)投手(2年)。智弁和歌山2番手の中西琉輝矢(るきや)投手(3年)の4球目の暴投で二塁走者の三塁進塁を許し、5球目にも暴投で投球が捕手の後ろにそれ、三塁走者が本塁へ生還。京都国際ナインはホームベース付近で歓喜に沸いた。
先発左腕の西村は9回を1人で投げきり、5安打2失点の完投勝利で優勝に大きく貢献した。5回に1点を先制され、同点の7回には再びリードを許すも、追加点は許さず。9回も無失点に抑え、粘りの投球でチームに流れを呼び込んだ。小牧憲継監督(40)は「予想を上回るピッチングをしてくれた」とたたえた。
22年10月29日の秋季近畿大会では智弁和歌山に4-8で敗れ、センバツ出場の道を断たれた相手だった。小牧監督は「体格はヘビー級とミニマム級ぐらい違うんですけど」と苦笑いしつつ「近畿優勝というよりかは、やっぱり『智弁和歌山さんを倒したい』っていう思いで今日は来たので」。喜びもつかの間で「早く夏に向けて進まないとっていう、そっちの気持ちの方が大きいです」と話した。

