東北の熱い夏が始まった。第106回全国高校野球選手権宮城大会が6日、東北6県の先陣を切って開幕した。2年ぶりとなる楽天モバイルパーク宮城での開会式には66校全59チームが参加した。

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古川学園の青沼佑真主将(3年)が、思いの丈を選手宣誓に込めた。

「宣誓。深い悲しみにあふれた東日本大震災から13年が経ちました。幼かった私たちに夢、希望、勇気を与えてくれたのはスポーツの力、そして野球の力であり、我々はそれを励みとし、前に進むことができました。今年の元日に起こった能登半島地震。我々は当時の記憶が呼び起こされ、多くの犠牲者に心を痛めました。そして、今こそ多くの支えが必要なのだと考えさせられました。あの時支えてもらったからこそ、次は私たちがやってみせます。見ていてください、全力で野球をする姿を。見せましょう、最後まで諦めない姿を。一投一打に思いを込めて、全国で一番熱い夏にすることを誓います」。チームメートからキーワードを集め、したためた宣誓。練習ではかんでばかりだったが、本番はよどみなく、はきはきと語った。

古川学園の初戦は13日、塩釜と古川黎明の勝者と対戦する。青沼は「被災した方々に、自分たちの野球をする姿で勇気や感動を与えたい」。強い思いを胸に、どこよりも熱い夏にすると誓った。【濱本神威】

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