部員14人の田園調布は日体大荏原に7回コールドで敗れた。2回に2点を先制するなど序盤はペースを握ったが、最後は大差をつけられた。

2番二塁で出場した藤井透真内野手(2年)がチーム唯一の長打を放った。2-2で迎えた3回表に先頭で打席に立つと、5球目を左中間に運んだ。「超気持ちよかったです」と二塁に到達すると大きく拳を突き上げた。その後、一時勝ち越しとなるホームを踏み、再び喜びを爆発させた。「ベンチも大盛り上がりで、本当に気持ちよかったです」と笑顔で振り返った。

藤井は美術部と兼部する「二刀流」。野球の練習のない水曜日は「絵を描くのが得意なので」とバットを筆に持ち替える。野球部の勧誘ポスターを自ら描くなど、学校行事でも画才を大いに発揮する。

大金星とはならず、藤井は「勝てそうだと思いましたけど、体力が足りなかった」と振り返った。炎天下での試合で何度も足をつったが、最後までグラウンドに立ち続けた。新チームでは主将を務める予定だ。「3年生が明るく引っ張ってくれた。自分も元気にチームを引っ張って、勝てるチームを目指したい」と晴れやかに話した。【野見山拓樹】

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