北見柏陽のプロ注目の最速146キロエース左腕・山内悠生(ゆうせい、3年)は、左ひじの痛みをこらえきれず、4回無死満塁から押し出しで3点目を失った場面で自ら降板を申し出た。右翼に入ったが、再登板の機会はなく、チームは敗れた。「(満塁の)あの場面を抑えて戻ってこなきゃいけなかった…」と言うと、涙があふれた。
北見地区代表決定戦で紋別の150キロ右腕・池田悠真投手(3年)と投げ合った。10-4で勝利をつかんだが、167球の熱投の反動は翌朝に現れた。「ひじが痛くて。マッサージには行きましたが…。」と山内。北北海道大会の1戦目も2戦目も痛み止めを飲み、「行きます」と、鈴木快監督(38)に直訴して先発のマウンドに上がった。
「4回のあの時が限界でした。でも、自分の体は気にしちゃいけないと思っていました。言い訳にしたら、後悔すると思ったので」(山内)。高校入学後に投手に転向。昨秋には146キロが投げられるようになった。「プロ志望届は出します。自分の体を理解しながらやれば、全然まだまだ伸びると思う。頑張ります」。がむしゃらに振ってきた左ひじをしばし休め、次のステップに挑む。

