大阪桐蔭の背番号13、内山彰梧内野手(3年)が途中出場で公式戦初本塁打となるランニング2ランを放ち、2試合連続のコールド勝ちに貢献した。2回の守備から出場。5点リードの4回1死二塁、相手右腕のスライダーを左中間へ痛烈にはじき返した。中堅手が滑り込むも捕球できず、打球がフェンス側に転がる間に50メートル6秒3の快足を飛ばして一気にホームインした。

「しっかり集中というか、気持ちを入れて1本出たので良かったと思います」

層の厚さが際立った。4番ラマル・ギービン・ラタナヤケ内野手(3年)が守備のミスと連続三振に倒れ、試合序盤からベンチに下がった。西谷浩一監督(54)は「ちょっとピリッとしなかった。工夫もなかったので」と交代の意図を説明。代わって投入された内山がすかさず結果を出した。

背番号13について、指揮官は「こっそり頑張るタイプ」と評する。内山も「他の人が練習しない時とかにやれば人と差がつくと、小さい頃から思っているので」と自負する。寮のガレージでは「1人で集中してやりたい」と毎晩約30分の“こっそり素振り”が日課。西谷監督が「レギュラーの1人で、その中でもトップクラスぐらいの打撃技術を持っている」と目を細めるほどの実力の持ち主だ。

昨夏は履正社に大阪大会決勝で敗れ、夏の甲子園出場を逃した。雪辱に燃えるチームはこの日、2桁背番号選手の活躍が目立って15安打11得点の圧勝。層の厚さを武器に、2年ぶりの夏の聖地へ着実に歩みを進める。【古財稜明】

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