春日部共栄(埼玉)で兄の背中を追う4番・平尾拓翔内野手(3年)が2安打5打点と大暴れした。主砲の活躍で、5回コールドで春日部を下し、本多利治監督(66)が「春日部ダービー」と表現した対決を制した。
4番のバットが火を噴いた。初回1死二、三塁から内野ゴロで先制点をもたらすと、2回には1死一、三塁から中越えの2点適時二塁打を放った。3回にも2点適時打が生まれ、10点中5点を生み出した。「仲間がチャンスで回してくれたので、絶対にかえそうと打席に入った。初戦から状態は良く、状態を保って試合に臨めた」と振り返った。
兄に次いで甲子園出場を目指す。兄の柊翔(現八戸学院大4年)は同校野球部出身で、19年のセンバツ出場時の主力選手だ。兄が帰省すると2人で長時間、野球談議を繰り広げ、「ためた力が逃げないように、足を強く踏ん張る打ち方を教えてもらった」と打撃向上のきっかけも授かった。兄の背中を追い、弟も甲子園出場を目指す。
本多監督も「力みが取れてきて、遠くへ飛ばそうというのもなくなってきた」と目尻を下げた。平尾は「次に向けてしっかり準備したい」と浦和実との4回戦を見据えた。【野見山拓樹】

