帝京長岡の今秋ドラフト候補右腕で、阪神2年目右腕の茨木秀俊投手(20)を兄に持つ佑太(3年)がこの夏、初めてマウンドに上がり、完封勝利を収めた。「4番投手」で先発。5回までは無安打に抑え、9回を2安打5四死球9奪三振の無失点。打っても1回裏2死三塁で中前に先制打を放ち、自ら挙げた1点を自ら守り抜き、投打でチームを2年ぶりの4強へ導いた。
4回戦までの3試合は「4番中堅」で出場。徹底した投手管理の下で登板を回避してきた。初マウンドとなったこの日は、初回に連続四球で1死一、二塁のピンチを背負ったが、後続を連続三振。「(試合の)入りは特に集中していたけど、ボールが浮いてしまったというところで、2回以降はいい感じに修正できた」。言葉通り、2回以降は外角の真っすぐを中心に、スライダー、チェンジアップを効果的に織り交ぜ、凡打の山を築いた。
187センチ、92キロの恵まれた体格で、最速144キロの直球と、どの球種でも勝負できるレベルの高い変化球を投げ込む本格派。これで県大会では、春季大会から通じて3試合連続完封で、27イニング連続無失点となった。芝草宇宙監督(54)は「今日は(夏で)初登板だったんですけど、点が取れない中でもしっかりカバーしてくれた。改めてすごいなと思いました」と絶賛した。
ネット裏からは5球団のスカウトが熱視線を送った。広島の高山健一アマスカウトは「球速にはまだまだ伸びしろを感じる。外角の真っすぐもいいし、パワー系になれる素質はある」と評価した。

