金足農・高橋佑輔コーチ(23)が、自身の代以来の甲子園出場に感極まった。
この日は秋田商の猛追を振り切り、6年ぶり7度目の甲子園を決めた。9回は1点差に詰め寄られ、1死満塁まで迫られたが、エース吉田大輝投手(2年)が切り抜けた。手に汗握る接戦をスタンドで見届け、「もう自分は選手を信じるしかなかったので。でもやってくれるんじゃないかなって。去年1点差で負けてて(2回戦で秋田中央に4-5)、今年逆にそれを1点差ではねのけて勝ってくれたので。選手が頑張った成果だと思います」と声を詰まらせた。
18年夏にはオリックス吉田輝星投手(23)がエースで、甲子園準優勝。高橋コーチは「6番一塁」で出場していた。3回戦の横浜戦では、2点をリードされた8回に逆転の3ランを放った。これが高校初アーチということもあり、劇的な一打となった。
金足農卒業後は東農大北海道に進学。22年に母校に赴任し、コーチを務めている。試合前にはシートノックを打つ。「甲子園は本当にきれいな場所ですし。野球やってて楽しいですし、また行きたいなと思う場所なので。またそこに立てるというのは本当にうれしく思います」と、再び聖地の土を踏むことを喜んだ。
現チームでは、弟の高橋佳佑外野手(3年)が主将を務めている。
◆金足農 1928年(昭3)に金足農業学校として開校。1948年(昭23)に金足農業高等学校と改称された。生徒数は481人(女子247人)。野球部は56人(マネジャー6人)。甲子園出場は春3度、夏7度目。主な卒業生はヤクルト石山泰稚、オリックス吉田輝星ら。秋田県秋田市金足追分字海老穴102の4。工藤雅文校長。
◆Vへの足跡◆
2回戦3-2ノースアジア大明桜
3回戦4-0大館桂桜
準々決勝2-0本荘
準決勝8-0秋田工
決勝6-5秋田商

