大阪桐蔭が2年ぶりに夏の大阪大会を制し、13度目の甲子園出場切符をつかみ取った。

先発に抜てきされた最速151キロの怪物右腕、森陽樹(はるき)投手(2年)が驚異の奪三振ショーをみせた。初回に2死から満塁のピンチを背負ったが無失点で切り抜けると、3回から5回にかけては5者連続の空振り三振を奪取。計15奪三振の1失点完投。先発起用に見事に応えた。

前日27日の履正社との準決勝では11安打12得点と爆発した打線は、相手先発右腕の「壹崎兄弟」の兄・晃心(こうしん)投手(3年)を打ちあぐねる中、少ないチャンスをモノにした。2回には2死三塁から6番内山彰梧内野手(3年)の二ゴロで先制。5回2死二塁からは1番吉田翔輝外野手(3年)の左前適時打で1点を追加した。7回には宮本楽久内野手(2年)が右前適時打を放って3点目を奪い、リードを保って逃げ切った。

西谷浩一監督(54)は場内インタビューで「最後まで苦しい試合になりましたけど、こういう試合に勝とうと思って毎日練習してきましたので、いいゲーム、決勝戦になったと思います」。夏の甲子園に向けては「本気の本気で日本一を目指して、大阪に優勝旗を持って帰ってきたいと思います」と力強く誓った。

18年以来6年ぶり6度目の夏日本一へ挑戦するスタートラインに立った。

◆大阪桐蔭 1983年(昭58)創立の私立校。生徒数は1842人(女子793人)。ラグビー部も全国屈指の強豪。野球部は1988年(昭63)創部で、部員は63人。甲子園出場は春15度で優勝4度。夏は13度目で優勝は5度。主な卒業生は中村剛也(西武)、中田翔(中日)、浅村栄斗(楽天)、藤浪晋太郎(メッツ)、森友哉(オリックス)ら。所在地は大阪府大東市中垣内3丁目1番1号。今田悟校長。