日本高野連が将来的な7イニング制導入への議論を進めていることが1日、明らかになった。特に夏の甲子園は酷暑対策の必要があり、今春から小委員会での議論がスタート。導入のメリット、デメリット、国際情勢などの観点から情報を精査している。2日には大阪市内で理事会が開催されるが、高野連関係者は「すぐに結論が出るものではない。高野連内でも賛否両論がある」と慎重に進めていく構えだ。

7日に開幕する第106回全国高校野球選手権では、1日3試合実施の日を午前開始と夕方開始に分ける「2部制」が初めて実施される。9イニング×3試合=27イニング、7イニング×4試合=28イニングで、仮に7イニング制導入となれば、1日4試合を2部制で実施できる可能性もある。

小委員会では甲子園大会に限らず、地区予選、支部予選なども入れた高校野球の全公式戦への7イニング制導入も議論されている。その場合は球数制限や、地方大会でのコールドゲーム規定なども再考の可能性があり、議論には医療関係者も加わっているもようだ。

一部諸国では高校生のカテゴリーで9イニング制を敷いているものの、日本以外では7イニング制も多く、U18W杯などの国際大会も7イニング制。今春からは新機軸のいわゆる“低反発バット”も採用されるなど、高校野球も変革の流れにある。夏の甲子園開幕を前に、2日の理事会で高野連がどう声明を発表するか、注目が集まる。