第106回全国高校野球選手権大会が7日、開場100周年の甲子園球場で開幕する。6日に開会式のリハーサルが行われ、各校の選手、監督らが聖地に集結。初戦で対戦するチームの監督対談も実施された。「春夏連覇経験校対決」となった大阪桐蔭・西谷浩一監督(54)と興南(沖縄)・我喜屋優監督(74)の名将同士が、“リスペクト合戦”で火花を散らした。

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甲子園のバックネット裏スタンドで、春夏連覇経験のある名将同士が“舌戦”を繰り広げた。興南・我喜屋監督が「全国トップレベル。(投打で)模範としているのが大阪桐蔭さんだってことは、選手たちもよくわかっている」と言えば、大阪桐蔭・西谷監督もすかさすお返しした。「ほめ殺しで…。我喜屋先生の教育が行き届いている。粘り強く、しぶといチームを作ってこられている」。

6年ぶりの再戦になる。18年3月に大阪桐蔭が沖縄市の招待試合で遠征。最終日に主催側の計らいで美ら海水族館への観光が用意されていたが、西谷監督は「宮城くん(現オリックス)っていういいピッチャーがいると聞いていた」と観光を中止して、急きょ練習試合を組んでもらった、「ビッシャリ抑えられて。『こんなピッチャー打たないと甲子園で勝てない』ってことで、ちょっと気合入れてもらって、選抜優勝できました」。同年は根尾(現中日)、藤原(現ロッテ)を擁して春夏連覇を達成。宮城2世の呼び声も高い最速149キロ左腕、田崎颯士(りゅうと)投手(3年)撃ちで恩返しを目指す。

我喜屋監督 WBCの大谷選手の「憧れることはやめましょう」という感じ。そうやってるうちは勝てないよ、同じ高校生だよっていう気持ちから入っていかないと。

西谷監督 子どもたちの気持ちは高まっていますので、朝8時の試合にしっかり合わせて、みんなで校歌を歌いたい一念を持って戦いたいと思います。

甲子園では初顔合わせで、1回戦屈指の好カード。プレーボールは明日8日、午前8時だ。【古財稜明】