酷暑対策のため夏の甲子園に初めて導入された「朝夕2部制」が9日、初日から3日間の全日程を終えた。
ナイターゲームに参加した選手は「涼しくてやりやすかった」という意見が多く、熱中症疑いの選手については減少傾向が見られた。観客の入れ替えも想定の範囲内で行われ、大会本部の関係者は「3日間、混乱なく計画通り行われたのが収穫。あとは大会を通じて検証したい」と説明した。
課題も見つかった。午前8時30分から始まった開会式には第3試合の午後6時52分開始ゲームに臨んだ智弁学園-岐阜城北の選手も参加。午前5時に起床し、昼寝を挟んで夕方のゲームを迎えた選手は「(調整が)難しかった。開会式の余韻があるし、ホテルに帰ると気持ちを入れようとしても入れにくい。とにかく体が疲れた」と話していた。来年以降の「朝夕2部制」の導入に向け、大会初日の実施は避けるべきだろう。【アマチュア野球担当=古財稜明】

