智弁学園(奈良)が、京都国際に完封負けで、準々決勝敗退だ。選手たちは試合後に悔し涙を流した。
奈良大会では登板が無く、今夏公式戦初先発となった杉本真滉(まひろ)投手(1年)が先発のマウンドに上がった。3回に無死二、三塁のピンチを背負ったが、相手1番打者を三直に打ち取って降板。続くピンチを2番手の浅井晴翔(はると)投手(3年)が切り抜けた。杉本は聖地初マウンドで「良い経験をさせてもらったので、今後につなげていきたい」と話し、この場所に戻って来ることを誓った。
小坂将商(まさあき)監督(47)は2回1/3 3安打無失点に抑えた杉本をたたえた上で「勝負をかけた試合だったので託した。一番調子が良かったのもあるし、ピッチングを見て『こいつはいけるな』と決めた」と明かした。「最初2ボール0ストライクになった。そこからちゃんと放ったんで、エース格になってほしい」と期待を込めた
しかし、4回に守備の乱れからピンチを作り、2点の先制を許した。5回も1点を失い、7回には再び守備のミスで1点を入れられた。8回には前戦まで全3試合で先発していた田近楓雅(ふうが)投手(3年)が登板。無失点で今夏最後のマウンドを終えた。
打線は西村一毅投手(2年)の前にチャンスは作りながらも得点できず、6安打完封を許した。
21年夏の準決勝も同カードで行われ、勝利したが、今回は相手がリベンジを果たした。
小坂監督は「ミスの点が最後まで響いたのと、最後4点目がとどめだった。(打線は)積極的に全員行っていた。不運もあった」と振り返り、選手たちについて「一生懸命にここまで来たので褒めてあげたい」と語った。【塚本光】

