智弁和歌山が聖地でリベンジする。24日、2年ぶり16度目のセンバツ出場を決めた。1、2年生9人がメンバーに入った昨夏の甲子園は初戦敗退。悔しさを糧に聖地への切符を獲得した。主将の山田希翔(まれと)内野手(2年)は「悔しい結果で終わったので、この春こそは日本一をとれるように」と目を輝かせた。
日米で野球殿堂入りしたイチロー氏(51)が、20年12月に同校を指導。動画や指導内容などが受け継がれ、現在も練習方法や考え方などに影響を与えている。昨夏から主に先発の渡辺颯人投手(2年)らは肩の可動域が広がる初動負荷トレーニングなどを実践。「(投球が)変わります。けがしにくくなった。助けられている」と感謝する。
昨秋は近畿大会決勝で東洋大姫路に敗北。山田希は「体の大きさを感じた」と全体で冬に体重や筋肉量の増加に取り組んだ。自身は体重が70キロから80キロまで増加。最速152キロ右腕の宮口龍斗投手(2年)も体重86キロまで5キロ増え「自己最速を出したい」と宣言。昨年12月にはグラウンドの外野に人工芝が敷かれ練習環境も向上。山田希は「成長した部分を出せるように」と力を込めた。【塚本光】
◆智弁和歌山 昨秋和歌山大会優勝、近畿大会準優勝。プロ注目右腕・宮口龍斗と強力打線で31年ぶりの優勝を目指す。1978年(昭53)創立の私立校。生徒数757人(女子333人)。中高6年一貫コース、編入クラス、スポーツコースがある。野球部は79年創部。部員25人。甲子園出場は春が16度目、夏は27度。94年春、97年夏、00年夏、21年夏に全国制覇。主な卒業生は中日岡田俊哉、ヤクルト西川遥輝、広島黒原拓未、林晃汰、ロッテ東妻勇輔、楽天黒川史陽、日本ハム細川凌平ら。所在地は和歌山市冬野2066の1

