本庄が継投で埼玉の開幕試合を制した。
先発した変則右腕の吉野琥太郎内野手(2年)が、3-1で迎えた5回に1死二、三塁のピンチを招くと、エースの今井塁投手(3年)が代わって登板した。背番号1は「気持ちはもうつくれていた」と自信を持ってマウンドに上がった。最初の打者に死球を与え、満塁に。ピンチは続いたが「満塁の方がやりやすい」と気持ちを切り替え、相手の4番打者に対して「絶対に振ってくるだろうな」と直球勝負で挑み、見逃し三振を奪った。続く打者も打ち取り、意地を見せた。
先発として出場した春は、地区大会1回戦で敗退。その後も調子を取り戻すことができず、自身の投球スタイルも見失った。その中で、「吉野の姿を見て、自分もやらなきゃなと思った」と、自身に代わり先発を担うようになった後輩に刺激を受けた。江原正幸監督(60)と相談しながら投球スタイルを一から見直し、必死に練習を重ね、徐々に自分のピッチングを取り戻した。
埼玉大会の開幕戦、後輩のピンチを救ったエースは「大きな舞台でしっかり投げ抜くことができて本当に良かった」と笑みを浮かべた。【山本佳央】

