3年ぶりの日本一を狙う仙台育英(宮城)が鳥取城北(鳥取)に快勝。2年ぶりの白星を挙げるとともに出場4大会連続で初戦を突破した。先発の左腕、吉川陽大投手(3年)が今大会の完封一番乗り。140キロ台の直球とスライダーなどを低めに集めて5安打完封、12三振を奪った。仙台育英・須江監督の一問一答は以下の通り。
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-2年ぶりの甲子園で初戦突破
よく頑張ったなと思います。野球に限らず何事も、途切れたものがまた動き始めるというのは大変な労力が必要ですから。
-鳥取城北の先発投手は速球派の田中投手
1回に田山が素晴らしい当たりを打ったにも関わらず、点数が入らなかったので、これは拮抗(きっこう)してしまうサインだなと。2巡目に入ったあたりから、うまく対応してくれたので生徒は頼もしい限りです。点差ほど実力差は全くなくて、大会屈指の好投手でしたね。
-屈指の好投手から4回一気に4点
宮城県大会で東北高校の川原君というサイドスローの速球派のピッチャーと対戦した経験がいきました。いいライバルに大変苦しめられながら県大会を戦えたことが、今日の結果につながったと思います。
-スタメン起用の2番原がホームラン
練習試合も含めて多分、初めてのホームランだと思います。足をいかした攻撃ができるバッターなんですけど、甲子園だからホームランが出たんでしょうね。持ってるもの以上のものが出せる場所だと言い続けてきたので、それを体現してくれたなと思います。
-起用した狙いは
試合のふたを開けたとき、いけるという自信を(相手に)持たせたくなかったんですよ。彼ら(鳥取城北)は2年連続出場で、僕らは初出場みたいなもん。仙台育英は何か圧力があるぞと思わせることを考えたときに、うまい選手より強い選手を選択するべきかなと思ったので原にしました。昨日の練習の感じを見て、状態がいいと思いました。
-4回のエンドランについて
単純にタイムリーを待つ野球をしていたら点にならないと思っていました。打順関係なく、出塁したら、初球エンドランだなと決め事のようにやりました。ホームランを打てるバッター(川尻)がああいう打撃をしてくれましたので、(試合が)大きく動きました。
-砂も食らいつくスクイズで采配に応えた
打撃は水物ですし、そんなに打てるチームじゃないと思っているので。新しいバットになって、昨年春夏と(甲子園に)出られず、試合の解説などで見させていただいて、やはり長打打てる選手を育成していくことと、トーナメントを勝ち上がるためにダイヤモンドの中で点数を取る野球、進塁打、ゴロ、エンドラン、バント、スクイズをミックスしていった先に、もう1度自分たちが高みまで上がれるんじゃないかなと仮説をたててやってきた。そういう意味ではみんな適材適所、いい仕事してくれた。3年なのか1年なのか、感じさせないところが良かったと思います。

