東洋大姫路はエースの木下鷹大(ようた)&阪下漣(ともに3年)の2枚看板が、岡田龍生監督(64)に“夏の甲子園10連勝”を贈る意気込みだ。指揮官は19日の準々決勝沖縄尚学戦に勝てば、前任の履正社(大阪)を率いて全国制覇した19年夏から2桁連勝に到達する。木下は「簡単に点は取れなくても、粘り強く投げたい」と気合十分。今春センバツ時のエースで、右肘故障から復活した阪下も「単打でつないでくる想定。途切れるように打たせて取りたい」と必勝を誓った。
因縁の相手だ。岡田監督が「身体能力が高い。簡単にかわされるんじゃないか」と自戒を込める理由がある。今年6月、沖縄での招待試合で0-1負け。2年生エース左腕・末吉良丞(りょうすけ)を全く打てず、投げ負けたのが木下だった。1点に泣いたリベンジへの思いは強く「先制点を取られず、ロースコアに抑えたい」ときっぱり。阪下も「絶対に勝たないといけない相手」と燃えている。
3回戦の西日本短大付との激闘から一夜明けた18日は「積極的休養」とし、各自で調整した。甲子園9連勝中の岡田監督は「子どもらが積み重ねてくれたこと」と感謝し、にぎやかで明るい選手たちに目を細めた。「甲子園が楽しくて仕方がないんやろうな。(自分も)出たいね(笑い)」。あと3勝して「夏のTOYO」の完全復活を告げる。【中島麗】

