敗戦にも、主将の阿部葉太外野手(3年=横浜)はすがすがしい表情を浮かべていた。

「世界一になれずに悔しい思いはあるんですけど、野球発祥であるアメリカの強さというか、そういったものを間近に感じることができて、次の自分のステップへつなげていけたらなっていう思いです」

時折笑みを浮かべながら話した。

米国の強さを肌で感じた。ファイナルラウンド初戦で勝利し、2度目の対戦。「もう負けないというか、そういった気迫。プレーが伝わってきましたし、パワーで押された」と脱帽。高校最後の試合は、3打数無安打で終わった。

主将としてチームをまとめあげた。メリハリを大事にし、唯一の2年生、末吉良丞投手(沖縄尚学)に積極的に声をかけ、すぐに仲良くなり、ひとつの輪ができた。それぞれのやるべきことを理解し徹底した。

「このチームは本当に粘り強かった。とくに終盤の粘り強さが印象的でした。このユニホームを仲間と一緒に着て最後まで戦えたっていうことに誇りを持ちたいと思います」

急増チームでも、絆を深めたこの16日間を、忘れない。

新たな目標も生まれた。すでに大学進学を希望しており「しっかりと大学で活躍して、ジャパンに選ばれてアメリカにリベンジしたいと思います」と、明確だ。再び目指す世界の舞台。次は必ず快音を響かせる。

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