開志学園が六日町に6-1で勝ち、秋は2年ぶりの4強入りを決めた。1番大野佑右翼手(2年)が5打数2安打3打点。2回表2死二、三塁から先制の遊前2点適時打を放ち、4回にも遊ゴロで追加点を挙げるなどチームを勢いづけた。今夏の甲子園出場校、中越は新発田中央に8-2。甲子園経験者の1番宮崎翔矢主将(2年)が、2-2の6回裏2死二塁から左越え適時二塁打を放って逆転勝ちした。

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開志学園のリードオフマン、大野がラッキーボーイになった。2回表2死二、三塁、深い遊ゴロで一塁に滑り込み内野安打。走者2人を迎え入れて2点を先制する。4回表1死二、三塁でも遊ゴロの間に三塁走者を返して3点目。さらに6回表は二死無走者から左前打で出塁し、この後の2連打で本塁を踏んだ。

5打数2安打3打点に1得点。チームの6点中4点に絡む働きに「切り込み隊長としてチームに流れを持ってこられた」と笑顔だ。自分が打つだけではない。1回表、見逃し三振をしたが、六日町の好投手、岡崎來(2年)に7球を投げさせた。後続のチームメートに球種を見させ「変化球が切れている」と情報伝達も行った。

川上大輔監督(36)は「場数を踏んでいる選手。このくらいやってくれないと」と信頼を込めて言う。昨秋から主力で、この夏は背番号「9」の正右翼手の1番打者。ただ、新チーム初戦のこの秋の背番号は「20」。悔しさはあった。同時に川上監督の「引き締めるため」という意向を前向きに受け止めた。「2桁の背番号で活躍するのもかっこいい」と笑う。

夏休みは重さ1・3キロのバットで300スイングした後、自主トレで打ち込んだ。そんな努力が好調な打撃を裏付ける。「この先も一戦必勝。自分たちの野球をしたら勝てる。絶対に北信越に行く」。力強い言葉でチームをけん引する決意を表現した。【斎藤慎一郎】

○…中越・宮崎主将の好打が勝利を呼び込んだ。1-2から2-2に追い付いた後の6回裏2死二塁、左翼越えの勝ち越し適時二塁打。三塁を狙って憤死するが、「自分が焦ってはだめ」と追いかける展開の中で動揺が見え始めたチームメートを、逆転の一打で落ち着かせた。甲子園帰りの新チームのリーダーになり、当初は重圧もあったが、今は「みんながいい雰囲気で戦えるように」と周囲を気遣える存在に。「主将らしくなった」と本田仁哉監督(49)も目を細めた。