第78回秋季全道高校野球大会が、12日に大和ハウスプレミストドームで開幕する。10日から同球場で公式練習が始まり、11校が参加した。28年ぶり13度目出場の苫小牧東は、前川護監督(48)と2年生が見学旅行のため不在で、1年生8人のみで約30分間練習した。準優勝だった前回出場に続く勝利を目指す。11日は残り9校が公式練習を行う。
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わずか8人の選手が、広いドームを目いっぱいに使った。守備を中心に約30分の練習を終え、グラウンドに向かってあいさつする列もコンパクト。並んだ背番号2、5、6、12、14、16、17、18は全員1年生。松崎柚斗捕手は「1年生でも試合に出ている人がいる。2年生がいなくても穴を埋められるような練習をしている」。寂しさはあっても思うように体を動かせた。
2年生は8日から3泊4日で広島、関西への見学旅行中。11日に帰道し、12日の開会式には合流する。バットを旅行先の宿舎に送っており、松崎は「しっかりバットを振ってくれていると思う」。場所は違っても、それぞれで全道大会に向けて準備をしている。
前川監督も不在で、OBで外部コーチの松浦碧さん(30)が練習を指示した。ドーム特有の高いフェンスへの対策など「そこらへんの情報をしっかり伝えた上で試合に臨めたら」。この日は引退した3年生もサポート役にまわった。
準優勝だった97年以来の秋全道出場。前回は翌98年のセンバツに4度目の出場を果たした。初戦は13日2回戦で立命館慶祥と対戦する。約400人の生徒も応援に駆けつける予定。松崎は「(地区予選を)勝ったからにはもっと上に行かないといけない。学校の人がたくさん来るので、いい姿を見せられるように頑張りたい」と誓った。10年ノーベル化学賞の鈴木章氏の母校が全道も勝ち抜く。【保坂果那】

