天理(奈良2位)が彦根東(滋賀2位)を2ケタ安打のコールド勝ちで破り、近畿8強入りで2年連続のセンバツへ前進した。

「6番遊撃」の主将・金本相有(さんゆ)内野手(2年)が全打席出塁の2打数2安打2四球で勝利に貢献した。

初回2死満塁に金本の押し出し四球で先制し、3点リードの5回1死一、塁には左前適時打で4点差に広げた。「『チームのために』と思って、打席に立っています」。甲子園で輝く同校のユニホームに憧れて入学し、今夏もベンチ入りして鳴門(徳島)戦に出場。たくましさを増している。

大阪・守口市出身。中学時代は柏原リトルシニアの監督を務めた父吉徳さん(41)や兄と親子3人で無休で練習。「遊びに出かけることはなかった」と振り返る。

吉徳さんは「2年次にレギュラー、3年次には『絶対的な主軸になるように』」とわが子に言葉をかけてきた。この日は天理の応援の傍ら、東海大会で準々決勝を戦う東邦(愛知)の試合配信を画面越しに見守った。同学年で「静かな」兄こと凱将(ときまさ)内野手(2年)は東邦の主将で正遊撃手。兄は大垣日大(岐阜)に敗れてセンバツが厳しくなったが、夏も見据え「両方の高校が甲子園に行けたら」と気持ちは一つだ。

弟の相有は「2人は隠れたライバル心がありますね」と明かす。まずは弟がチームの3季連続甲子園出場に向けて、チームを束ねる。26日の準々決勝で大阪桐蔭との大一番に臨む。【中島麗】

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