甲府工(山梨2位)が11年以来の初戦突破で準々決勝進出を決めた。
先発の滝沢雄大投手(1年)が制球よく打たせてとり6回途中まで無安打投球。2死から左安打を打たれたところで、エース山下直太郎投手(2年)にスイッチ。山下は力のある真っすぐとスライダーを武器に2安打無失点と好救援を見せた。7回1死からは「スライダーがど真ん中にきたので全力で振りました。打った瞬間、入ったと思った」と、左越えソロ本塁打。投打での活躍に「最高です!」と笑を浮かべた。
地道な努力が実を結んだ。高校入学後、ウエートを日課とし、冬は走り込み、と体力づくりに力を入れた。今年に入り、真っすぐの球速が2キロアップの144キロを記録し、制球力も増した。「関東でも通用するんだな、と。自信になりました」と、胸を張った。
中学卒業時は私学からの誘いを断り「打倒私学」を掲げ「甲府工で甲子園に行きたい」と腕を振る。次戦は、花咲徳栄(埼玉1位)と対戦する。山下は「甲子園に出場経験のある強豪。できることをしっかりやりたい」。目標の甲子園まで、あと少しだ。

