神戸国際大付(兵庫1位)が橿原学院(奈良3位)を下して、5年ぶりのセンバツ出場を確実にした。先発左腕で背番号11の宮田卓亜(とあ)投手(2年)が無安打無得点を達成した。
宮田は6回まで毎回奪三振など、1人の走者も許さない。雨中のマウンドをものともせずに完全に試合を支配した。
打線は3回に先制。中西孝介外野手(2年)の適時打が飛び出した。7回にも代打の石原悠資郎外野手(2年)に適時打が生まれるなど、2点を追加する。
3-0となった8回。雨が降り続く中、先頭に四球を与えてこの試合初めて走者を許した。ただ、後続を断って無安打無得点は継続。試合終盤になると土砂降りでグラウンドコンディションも悪化する中、9回1死から再び四球。それでも後続を断って、9回で2四球のみの無安打無得点を達成した。
「立ち上がりから順調にいけたので最高だと思います。コースに投げ切れていたのと、ストレートも走っていて変化球もキレていた。緊張はなく、楽しめました。ホッとしました」
雨の影響もあったがものともしなかった。「結構ボールも滑ったんですけど、力を抜いてピッチングをしました」と工夫しながら最後まで投げ抜いた。
宮田は1年の春季大会でメンバー入りしたが、夏を前に左肩と肘を故障。復帰後の秋にも肘を故障と、度重なるけがに見舞われた。今夏は兵庫大会直前に故障した投手に代わって代役で背番号1を背負った。
神戸国際大付は楽天7位指名を受けたOBの阪上翔也を擁した21年に春夏連続出場して以来。5年ぶりのセンバツ出場を確実とした。「次の試合も勝って近畿1位で、冬もさらにレベルアップしていきたい」と見据えた。

