第56回明治神宮大会に出場した花巻東(岩手)の振り返りを全3回に分けてお届けする。

最終回は佐々木洋監督(50)が語る来季への展望だ。今秋は4年ぶりの東北王者に輝き、来春センバツ出場が有力視される。同大会からは指名打者(DH)制も導入され、戦略の幅も広がる。「バッティングだけでパワーのある選手が何人もいるので、起用する選手も変わってくると思います。守備が苦手とか、走るのが苦手という子を伸ばしたいし、頑張らせたいです」と話した。

この冬のポイントに「1年生の成長」を挙げた。今大会では1年生6人がベンチ入り。その中でもエンゼルス菊池やドジャース大谷らも背負った出世番号「17」をつけた菅原駿投手は準決勝で先発、斉藤蒼梧捕手(ともに1年)は全2試合でスタメンマスクをかぶるなど、すでに頭角を現している。

「(今夏)甲子園が終わって急に1年生が入ってきて、まだまだ野球がわからなくて、ただ打ったり、投げたりしていたので、そういう子たちが成長してくれれば、2年生たちも楽にプレーができると思います」

この冬での成長に期待を寄せる指揮官。熾烈(しれつ)なレギュラー争いでチームの底上げを図る。「この冬でポジション変更もだいぶ出てくると思います。レギュラーが変わった状態で出るようになったら強くなると思っていますし、それくらい競争させて、ひと冬を過ごさせたいと思います」。この冬で根を張り、春には大輪の花を咲かせるつもりだ。【木村有優】

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