一塁側の中京大中京アルプスに、NHKの高校野球中継の解説でおなじみの社会人野球日本代表・川口朋保監督(54)の長女真央さん(27=中京大中京OG)が駆けつけた。同監督はこの日、バックネット裏記者席前方で第1試合のラジオ放送の解説を務めている。

真央さんは同校のチアリーディング部として、在学中は甲子園でナインに声援を送ったほか、現在は同部のコーチとして後輩たちをサポートしている。「父の解説と中京の試合が初めて重なりました。新鮮ですね」と声を弾ませた。写真に納まった教え子の今谷彩和(さわ)キャプテン(3年)は「野球部の皆さんに全力の笑顔と大きな声で、応援します!」と後押しした。

川口氏は2023年秋に社会人侍ジャパンの監督に就任。真央さんが、母校でコーチ業を始めるか迷っていた時期だった。「教え子の力になりたいと思っていた時に父が監督になると決断して、自分も踏み切ることができました」。今では、周囲に「お父さん解説していたね」と声をかけられることが増えたという。「うれしいですし、不思議ですね。今日は解説を終えた父と一緒に帰ります」と真央さん。母校の大一番に思いを寄せながら、今春最後の解説出演日となった父のことも思いやった。【中島麗】

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