第4シードで3回戦から登場の帝京(東東京)が、2季連続の甲子園に向けて好スタートを切った。
初戦から自慢の強打を見せつけた。口火を切ったのは、安藤丈二投手兼内野手(3年)だ。初回2死一、二塁から左前適時打で先制をすると、3回には再び安藤が右中間越えの2点適時二塁打でリードを広げた。4回には打者10人の猛攻で4安打5得点を奪って圧倒。攻撃の手を緩めず、相手投手陣に襲いかかった。投げては先発マウンドを任された仁礼パスカルジュニア投手(3年)は持ち味の緩急をつけた投球で的を絞らせず4回3安打無失点と試合を作り、打線の援護に応えた。
昨秋の東京大会を制し、伝統の縦じまが今春センバツで15年ぶりに甲子園に帰還。昨夏甲子園優勝の沖縄尚学を倒して久々の聖地で1勝を挙げたが、センバツ2回戦は延長10回タイブレークの末に中京大中京(愛知)に競り負けた。迎えた春の東京大会は4回戦で佼成学園(西東京)に敗戦。夏のシード権は得たが、望んでいた結果とは程遠かった。
2季連続甲子園は一筋縄ではいかない。夏の厳しさを誰よりも知る金田優哉監督(41)は「東東京を勝つのは本当に難しい。何回も失敗していますから」と話すが、春に続く甲子園への決意は揺るがない。「やっぱり、夏に勝ちたいですよ。夏に勝負がしたい」。東東京の頂点に向けた戦いがゴングを告げた。

