横浜が山梨学院を破り、16年以来の決勝進出を果たした。

先発の小林鉄三郎投手(2年)が存在感をアピールした。「試合の入りを大事にした」と、初回を3者凡退に打ち取ると、波に乗った。力のある真っすぐとキレのあるカーブを軸に、3回まで無安打投球。4回、四球から2本の安打で1失点。ベンチに戻ると村田浩明監督(39)に「表情がかたいぞ」と声をかけられ、5回からは「投げたあとに後ろ(守備陣)に声かけをするようにしました」。周りを見る余裕が生まれ、6回を2安打1失点で、エースの織田翔希投手(3年)につないだ。

夏へ、積極的にアピールする。センバツで左ふくらはぎの肉離れを発症し、約1カ月、リハビリを続け5月16日、関東大会初戦の国士舘戦(東京2位)で復帰登板を果たした。神奈川県大会決勝では、織田を登板させずに4投手の継投で優勝。小林鉄はベンチから見つめ、悔しさをかみしめた。自分も早く戦力になりたい。「早く(マウンドに)戻りたかった。活躍してチームを勝たせる、そういうのが好きなので」。1戦ごとに、その思いをぶつける。

夏に向け、1戦ごとに成長する。「変化球のキレの精度がだいぶ良くなったかなと思います」。小林の成長で、横浜がまたひとつ、戦力の厚みを増した。