横手が1969年(昭44)以来、57年ぶり2度目の夏の甲子園出場を決めた。
先発のマウンドに上がったエース佐藤宙斗投手(3年)が9回117球、4安打1失点12奪三振の力投で頂点に導いた。
大曲工対策で投じたスライダーを軸とした変化球と、持ち前の制球力を生かしながらバットに空を切らせた。背番号1は「この1勝を絶対につかみ取りたいと、この大会を通して実力のある高校さんに対しても自分1人で投げてきたので、決勝も自分1人で投げ抜くぞと思っていました」。
初戦金足農戦の102球完投から始まり、5試合中4試合を完投。今大会を通し39イニングを投げ5失点と気迫の力投で聖地をたぐり寄せた。
スタンドでは父・昭太さん(45)、母・亮子さん(46)も息子の勇姿を見届けた。27年前に同校の背番号1としてマウンドに立っていた昭太さんは「入学当初から比べたら考えられないくらい、本当にいい指導者、先輩後輩に恵まれて地道にやってきた結果だなと思います」。県外への野球留学も考えていたという息子に「寮のご飯よりいいもの作るから、自宅から通って」と食生活を支えてきた亮子さんも「段々様になってきた姿がかっこいいなと思って見ていました」とほほえんだ。

