第108回全国高校野球静岡大会決勝が、27日午前10時からしずてつスタジアム草薙で行われ、いよいよ参加108校106チームの頂点が決まる。2連覇を狙う聖隷クリストファーは26日、浜松市内の同校グラウンドで前日練習。軽めのメニューで調整した。18年以来8年ぶりの優勝を目指す常葉大菊川は、今大会好調の3番片出憲志内野手(2年)がチームをけん引する活躍を誓った。

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聖隷クリストファーが「いつも通り」に頂上決戦への最終調整を終えた。午前7時半から練習を開始。選手たちは徐々に日差しが強まるグラウンドで、これまでと変わらないメニューを消化した。ウォーミングアップに続きノック、フリー打撃、シート打撃を実施。時折笑顔も見せながら約3時間、汗を流した。

田中公隆監督(52)は「疲労感は見えるけど、平常心に近いところでやれたと思う。過度な緊張も感じられない」とうなずく。全体練習後、自主的に打撃練習を“おかわり”した主将の大島歩真内野手(3年)も「試合を重ねるごとに雰囲気は良くなっている。決勝が楽しみ」と言った。

“投打二刀流”でプロ注目の佐藤大介投手(3年)擁する常葉大菊川は、初戦から5試合で47得点。昨秋の県準決勝では4-1で勝利も、指揮官は「秋の結果は関係ない」。続けて「あの打力に火がつくと大量失点につながる。完璧に抑えるというよりも、流れを完全に渡さないようにしたい」とポイントを挙げた。

鍵を握るエース左腕・高部陸投手(3年)は小金沢玲雄投手(3年)の台頭もあり、ここまでの登板イニングは5試合で計27回2/3。この日もキャッチボールを15球程度に抑えるなど、疲労回復に時間を割き「少しずつ張りは感じているけど、思った以上に体は動いている」と頼もしい。

泣いても笑っても、静岡での戦いはあと1試合。大島は「やるべき事はやってきたという思いはある。勝つ気しかない」。2年連続の甲子園へ-。その扉を開く準備は、整った。【前田和哉】

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