八幡商が15年ぶりの甲子園白星を逃した。
1点を追う5回からマウンドを託したエース田上晴也投手(3年)が健大高崎打線に捕まった。先頭石田翔に四球を与え、1死一塁から、四球を挟んで5連打を浴び6失点。試合の流れを相手に渡してしまった。
「難しかったです。調子自体は悪くなかったんですけど、大量失点はどこが間違ってたかよく分かんないんです。これからもっと詰めていきたい」。昨年、背中のケガに苦しみ、今夏から背番号1を背負った。「ずっと『お前がエースだよ』って言ってもらって、ここの舞台で勝ちきれなかったのは悔しい」。涙が浮かんだ。
初めて甲子園で指揮を執った小川健太監督(44)も甲子園の魔物を知った。エース田上の乱調も「先頭(四球)出して、アウトを取った次の打者に長打。球場がワッとわいたところで冷静になれなかったのかな」と分析。しかし、先発し4回1失点の久保田渓五投手(2年)、3投手をリードした宇城和輝捕手(2年)の下級生バッテリーが、新チームの核として成長したことを収穫に挙げた。学校創立140周年の節目。夏の甲子園に戻ってきた春夏14度出場の古豪は初戦で姿を消した。

