<高校野球愛媛大会:済美7-0松山中央>◇21日◇3回戦◇坊っちゃんスタジアム

 済美が松山中央に7-0の7回コールド勝ちで、準々決勝に駒を進めた。

 「笑顔でいる反面、苦虫をかみつぶしたようだった」と上甲正典監督(66)。フライが多く得点につながらなかった。4回に待望の先取点を取る。1死で4番安楽智大投手(2年)からの3連続安打。満塁にすると、藤原弘気内野手(3年)が四球を選び、押し出しで先制した。その後、相手の失策も絡み7点のリードを広げた。

 投げては2年エース安楽が先発。6回1/3を3安打7奪三振で無失点に抑えた。1回、先頭に四球を与え、三塁まで進められた。ピンチを招き、「先頭にフォアボールを与えたことは反省。緩い変化球で対処できたことはよかった」と振り返った。この日最速は152キロを計測した。7回1死から宮田優輝投手(2年)が継投した。