侍ジャパン打撃コーチの稲葉篤紀氏(42)が、非公式ながらも侍親善大使を務めた。解説者として25日はジャイアンツ青木、26日はレンジャーズのダルビッシュと藤川を訪問。旧交を温めると同時に侍ジャパンへの参加を呼び掛けた。

 練習前のクラブハウスで、ダルビッシュに野球人気回復のためにも侍ジャパンに参加して欲しいと伝えたという。「あくまでも僕個人の願い。メジャーリーガーが入らないと盛り上がらない。次回17年のWBCには出てほしいですね。チーム事情もあるから難しいだろうけど」と話した。

 約2年半ぶりに再会した日本ハムの後輩ダルビッシュの姿に「いい顔をしている。今年は充実しているんでしょう」と笑顔。稲葉氏の熱意が伝われば、代表で再び同じユニホームを着る日が訪れるかもしれない。(サプライズ=佐藤直子通信員)