古巣ヤンキースのGM特別アドバイザーに就任した元巨人の松井秀喜氏(40)が11日(日本時間同深夜)、キャンプ地のフロリダ州タンパで記者会見を行った。チームの帽子をかぶり「ヤンキースでは素晴らしい時間を過ごした。今度は若い選手の力になれるように頑張っていきたい。僕にとっても大きなチャレンジ」と語った。

 松井氏が日米通じて球団に所属するのは、12年の現役引退後は初めてで、メジャーに移籍した元日本人選手がフロント入りするのも初めて。年間を通して傘下マイナーのチームを巡回し、監督、打撃コーチと協力しながら選手の打撃向上に取り組むことになる。今年は巨人やDeNAの春季キャンプを視察し、現在はヤ軍キャンプに合流している。ジラルディ監督は「彼はチームに多大な貢献をしてくれるだろう。彼は打撃というもの、野球というものを実によく分かっている」と、松井氏のフロント入りを歓迎した。