ドジャースの元会長、ピーター・オマリー氏(77)は28日、野球を通じた日米親善の貢献を評価され、春の叙勲で旭日中綬章を受章したことについてコメントを発表し「とても恐縮だし、感謝している」と喜びを表した。

 1956年、当時ニューヨークのブルックリンが本拠地だったドジャースに同行し、1カ月にわたって日本各地を転戦したのが、日本との最初の結び付きだった。熱狂的なファンやチームを歓迎してくれたことが印象に残っているといい「野球という共通言語を通して生涯にわたる友好を築くことができた」とした。

 オマリー氏は95年、自ら交渉に乗り出して野茂英雄との契約をまとめ上げたことでも知られている。