マーリンズの買収に、元ヤンキース主将のデレク・ジーター氏とともに乗り出していた元米大統領の父と兄を持つジェブ・ブッシュ氏が交渉から撤退したと30日、AP通信が報じた。

 ジーター氏は他の投資家と合同で依然、買収を模索しているという。共和党の元大統領候補が父のタグ・ロムニー氏とブレーブスなどで通算305勝のトム・グラビン氏のグループも買収先の候補に挙げている。

 イチロー外野手と田沢純一投手が所属する同球団を巡っては、ブッシュ氏とジーター氏のグループが買収で基本合意したと4月25日に一部で報じられ、ブッシュ氏は2日に合意に楽観的な見解を示していた。