ヤンキース田中将大投手(28)がオリオールズ戦に先発し、6回途中7失点で降板し5敗目(5勝)を喫した。

 立ち上がりは上々だったが、3回から崩れた。先頭を空振り三振に退けた後に3連打され、さらに2死二、三塁で4番トランボに右翼手ジャッジの頭上を越える2点適時二塁打、5番デービスにも右前適時打を浴びこの回だけで4失点。3回には二塁打、四球で2死一、二塁となったところで2番ジョーンズに3ランを浴びた。

 5回2/3、103球を投げ9安打、2四球、4三振で7失点(自責7)。3回1死二、三塁でこの日奪った3個目の三振でメジャー500奪三振をマークしたが、今季3度目の7失点以上で、5月14日のアストロズ戦から自身4連敗となった。しかし前回登板の26日アスレチックス戦では8回途中までを1失点、自己最多の13奪三振と復調しており、今季は激しい調子の波が続いている。

 田中は「前回の投球はいいというのがあったので。あんだけ空振りも取れて。あれを基準に投げてると、そうじゃなかったときの差がでかくなると思うんで、自分の中ではあんなに空振りがっていうよりは、制球の面でしっかりと投げていかなきゃいけない。(右バッターの外角のコントロールが)今日に関してはそれが全然入らなかったから、苦しくなったっていうことですよね」と話した。