左太もも裏の張りで15日に故障者リスト入りしたヤンキースの先発左腕C・C・サバシア(36)が、復帰まで最低でも6週間かかる見込みだとキャッシュマンGMが明かした。20日付の地元紙ニューヨーク・デーリーニューズ電子版が報じた。

 サバシアは13日のエンゼルス戦で負傷し、4回を投げ終えたところで交代。検査でグレード2の張りと診断されていた。キャッシュマンGMはこの日、同紙の取材に対し「今後の正確なスケジュールは聞いていないが、ケガの状況と年齢を考えれば、6週間はかかるだろう」とコメント。復帰は最短でもオールスター戦後になる可能性が高まった。

 近年負け越しが続いていたサバシアだが、今季はチーム最多タイの7勝(2敗)を挙げ、防御率3・46は先発陣で2番目。エ軍戦までの5試合では5連勝を収め、その間の防御率1・11と抜群の安定感を見せていた。チームは地区首位だが、ロードで6連敗を喫し2位レッドソックスとわずか0・5ゲーム差。好調を維持していたサバシアの長期離脱は、エース田中の復調を待つヤンキースにとって大きな痛手となる。