ヤンキース田中将大投手(28)がレンジャーズ戦でダルビッシュ有投手(30)と白熱した投手戦を演じ、8回を無失点で勝敗は付かなかった。

 不振が続いた田中が、見違えるような快投を見せた。立ち上がりから安定し、3回の無死一、二塁のピンチも三振と併殺で難なく脱出。過去に2被弾を含む13打数7安打と打ち込まれているナポリには2四球を出したものの、1打数無安打に抑えた。8回、100球を投げ、3安打2四球9三振で無失点だった。無失点登板は4月27日のレッドソックス戦以来、今季2度目だった。

 チームは、延長10回にサヨナラ勝利した。

 田中は「ゼロでいかなければという気持ちは別になかったですけど、もちろん相手がダルさんだっていうのは頭にありますけど、ゲームに入れば対戦するのはバッターだし、1球1球しっかりと意思を持って投げられたかなと思います」と話した。