ヤンキース田中将大投手は6回2失点(自責1)とクオリティースタート(QS=6回以上、自責3以内)をクリアしながらも、打線の援護がなくプロ入り後初の2桁黒星となる10敗目(8勝)を喫した。

 1回、先頭キンズラー、2番アドゥチに連打を許し、3番アップトンに適時左二塁打を浴びて先制されたが、4番カブレラ、5番カステラノスを連続三振に仕留めて最少失点で切り抜けると、2、3回は無失点に切り抜けた。4回は2死から四球で歩かせ、8番マキャンにセンター右へはじき返された。この打球をエルズベリーがファンブル。さらにつかみ損ねて送球できず、一塁走者のホームインを許した(記録は単打と失策)。5回は2三振を奪って3者凡退に抑え、6回は2死から二塁打されたが無失点にしのぎ、0-2とリードされたこの回で降板した。

 投球内容は6回100球を投げ、6安打2失点(自責1)1四球7三振で、防御率は4・93。

 ヤンキースは0-2で敗れた。

 なお、この試合は雨のために1時間26分開始が遅れ、8回からも再び雨のために3時間11分中断した。