14日のジャイアンツ戦で5試合連続本塁打をマークし、シーズン43発のマーリンズ球団新記録を樹立したばかりのジアンカルロ・スタントン外野手(27)がチームからウエーバーにかけられ、これをクリアしていたことが分かった。米ヤフー電子版などが報じた。

 これでマ軍はスタントンを他の全球団にトレードすることができる。8月31日までにトレードが成立すれば、移籍先のチームでプレーオフに出場する権利がある。

 スタントンにはあと10年2億9500万ドル(約325億円)もの巨額契約が残っており、獲得するのは容易ではない。だがヤフー電子版が関係者の話をもとに報じたところによると、すでに少なくとも4球団から問い合わせがあったという。

 また同サイトによると、ある1球団とはウエーバーにかけずにトレードができる期限の7月31日以前に同外野手のトレードについて話し合いが持たれており、交換選手の名前を出すところまで話が進展していたという。

 スタントンは今季後半戦、29試合で17発のハイペースで本塁打を打ち続けている。ヤンキースやレッドソックス、ドジャース、カブスなど、財政的に獲得できる球団は限られてくるが、成り行きが注目される。