ドジャースが本拠地2連勝を飾った。同点で迎えた9回裏2死一、二塁、2番ジャスティン・ターナー三塁手(32)の中越えサヨナラ3ランでカブスを振り切った。5回の同点打を含め、全4打点。個性的な風貌のリーダーは「粘り強い打撃でバトンをつなぐ攻撃を、年間通してやってきた。今夜はたまたま自分の順番だっただけだよ」と、チーム力の勝利を強調した。

 延長戦に備え、投球練習中だった前田は「決まってくれと半分、半分は行くための準備。半々でした」と心境を明かした。歓喜の輪に加われず「(本塁打が)左翼のブルペンに飛んでくれたら(テレビに)映るチャンスがあったんですけど。ちょっと寂しいです」と笑った。ダルビッシュが先発する敵地シカゴでの第3戦に勝てば、一気に「王手」となる。(ロサンゼルス=四竈衛)