ワールドシリーズ(WS)第7戦が行われ、ドジャースがアストロズに敗れ、29年ぶりの世界一を逃した。先発ダルビッシュ有投手(31)が1回2/3を5失点でKOされ、打線の反撃も及ばなかった。前田健太投手(29)は、登板しなかった。

 登板がなかった前田は、ブルペンで敗戦の瞬間を見届けた。「終わったんだな…」。今PSは不慣れな救援の役割ながら、計9試合に登板し1失点。首脳陣の期待に完璧に応えた。「この1カ月間は、人生で一番緊張した。その中で結果を出せて、重圧を味わえたのは、人として、投手として成長できたと思うので、今後に生きるんじゃないかと思います」。メジャー3年目となる来季へ向け、悔しさをかみしめていた。