ヤンキースの元主将でマーリンズの最高経営責任者(CEO)に就任したデレク・ジーター氏が15日、ポスティングシステムによるメジャー挑戦を表明したプロ野球日本ハム・大谷翔平の投打の二刀流に「才能ある選手ならできないことはない」と言及した。フロリダ州オーランドで行われたオーナー会議前、報道陣に対応した。

 大谷ではカージナルスなどでメジャー通算13勝、同76本塁打を記録したリック・アンキールを連想したという。ただ、シーズンを通しての二刀流での活躍となると「難しくはある」とも話した。

 ヤンキースで同僚だったイチロー外野手の来季契約の選択権を行使しなかったことにも触れた。本人とは直接話したそうで「イチはずっと大好きな選手。とてもプロフェッショナルに対応してくれた」と振り返った。若返りを図っているチームには「ベストのメンバーで戦えば何でも起こり得る」と長期低迷からの脱出に期待した。