関心が尽きない。球団公式サイトなど米メディアでは、27日もポスティングシステムを利用して大リーグ移籍を目指す日本ハム大谷翔平投手の話題が目立った。

 レンジャーズの球団公式サイトは「レンジャーズが大谷にふさわしい理由」と題した記事を載せた。第一に大谷らドラフト対象外の25歳未満の外国人選手に使える契約金の限度額が30球団最高の353万5000ドル(約4億円)であると指摘。岩手・花巻東高時代にも獲得を目指したことや開閉式ドームの新球場が2020年にできる点、指名打者が固定されていない事情もあり「ダルビッシュ有(ドジャースからフリーエージェントに)とともに契約する余力がありそうだ」とした。

 ニューヨーク・タイムズ紙も「100マイル(約161キロ)の速球を持つ左のスラッガー」との見出しで特集を掲載。大リーグでも近年は投打の「二刀流」の例がほとんどない上、大谷がプレーしてきた日本とは試合数、遠征の移動距離、先発ローテーションの人数が異なると指摘した。

 一方で、メッツのアルダーソン・ゼネラルマネジャー(GM)の「誰もまねできない才能を発揮させることは、球団にとっても刺激的な経験になるはず」との談話など、「二刀流」に理解を示す各球団の声を紹介している。