ポスティングシステムで西武からパドレスに移籍した牧田和久投手(33)が10日、埼玉・所沢の西武球団事務所で移籍会見を行った。

 「ライオンズカラーでも、パドレスカラーでもある」と、紺のネクタイを締めて登場。「(入団交渉が)長くなると思ったけど、決まってホッとしています。(パドレスは)すごく強い球団ではないけど、若手が多くやりがいのあるチーム。あくまで自分の投球スタイルは変えません。アンダースローはなかなか、いない。長所として生かせたらいいと思います」と話した。

 レンジャーズも交渉に乗り出していたが、最終的にはパドレスを選んだ。決め手として、パ軍には野茂英雄氏と斎藤隆氏がアドバイザー、大塚晶文氏が3Aコーチとして在籍しており、「分からない部分でサポートしてもらえるかも知れない」と話した。

 7年間在籍した西武については、「非常に仲のいいチームメート、ファンはもちろん、自分がここまでやれたのは1人じゃなかったから。監督、スタッフ、裏方さん、いろんな人に支えられて、ここまで出来ました。良い出会いでした。感謝しかありません」と話した。