エンゼルス大谷翔平投手(23)が11日(日本時間12日)、古巣・日本ハムのキャンプ地を訪問した。突然の登場に報道陣や日本人ファンが一斉に移動するなどし、日本ハムの選手たちも練習を止めて見入るほど。昨年は訪問したOBのダルビッシュを笑顔で出迎えたが、大勢のファンを引き連れて歩く今年の姿に、球団関係者も「ダルのときよりもすごい」と驚いた。

 大谷は久しぶりに対面した栗山監督を第一声で「黒いっすねぇ」と笑い、メジャー30球団最新というダイヤモンドバックスの施設に「すばらしいですね」と感想を口にした。清宮とはクラブハウス内の通路ですれ違う際「イエーイ」とグータッチを交わしたという。

 キャンプインは14日(同15日)に迫った。大谷の代理人バレロ氏とも話した栗山監督は「本当に完全に、これで離れていくわけで。違うユニホームを着て、勝負しにいくわけだから。そんな簡単にはいかないと思うけど、乗り越えてくれると信じている」と、あらためて期待した。(スコッツデール=本間翼)