メジャー版「二刀流運用」だ。エンゼルス大谷翔平投手(23)は2月28日(日本時間3月1日)、次回登板の3月2日(同3日)ブルワーズ・マイナーとの練習試合へ向け、34球の最終調整を行った。初登板だった先月24日のブルワーズ戦後は、野手で2試合に出場。中5日ローテのサイクルが確立された。

 メジャーでは珍しい6人ローテーションで戦う方針のマイク・ソーシア監督(59)は、投手デビューした大谷を1日休ませた後、26日パドレス戦、27日ロッキーズ戦にDHで起用。そしてこの日から大谷は欠場期間に入り、登板間唯一のブルペン投球をこなした。ナギー投手コーチは「これが彼のスケジュール」と、開幕以降も基本形になるようだ。研究済みの日本ハム式を参考にしつつ、日本の中6日から中5日へと変わる登板間隔に合わせて、エ軍流も融合させる考え。

 ソーシア監督は「日本でも素晴らしいトレーニング方法だったが、我々としてもスタッフが効果的なプランを組んで、彼と一緒にやっている。ルーティンと休みが大事」と説明した。(テンピ=本間翼、斎藤庸裕)