「2番DH」で出場したエンゼルス大谷翔平(23)は、防御率メジャー1位のアストロズの剛腕ジャスティン・バーランダー(35)と初めて対戦し、4打席無安打3三振と抑えられた。1回の第1打席は空振り三振、4回の第2打席は二ゴロ。6回の第3打席、9回の第4打席はともに空振り三振だった。ハイレベルな攻防の中、気迫みなぎるバーランダーの投球が上回る形となった。

 第1打席は、2球連続で外角に94マイル(約151キロ)の速球がきた。初球を見逃し(ストライク)、2球目は空振り。3球目の94・4マイル(約151キロ)の内角速球は見逃し(ボール)、4球目の94・6マイル(約152キロ)の内角速球はファウル。5球目の95・9マイル(約154キロ)の内角速球は見逃してボール。カウント2-2からの6球目は88・9マイル(約143キロ)の内角スライダーがワンバウンド。フルカウントからの7球目、87・1マイル(約140キロ)の内角スライダを空振りして三振に倒れた。

 第2打席、大谷は初球の93・9マイル(約151キロ)の内角速球を見逃して迎えた2球目、87マイル(約140キロ)内角のスライダーを捉えて右方向にファウル。3球目は87・9マイル(約141キロ)の内角スライダーを打ちにいこうとしてバットを止めた。4球目の96マイル(約154キロ)の外角寄りの速球はファウル。5球目、外角の88マイル(141キロ)のチェンジアップを打って二ゴロに倒れた。

 第3打席、大谷は初球の95・2マイル(約153キロ)の速球を見逃し(ストライク)、2球目の80・6マイル(約130キロ)のカーブを空振り。3、4球目はスライダーを見逃してカウント2ボール2ストライク。5球目の87マイル(約140キロ)のスライダーをファウルとし、6球目の96・8マイル(約158キロ)の外角速球で空振り三振に倒れた。

 第4打席、大谷は力のある速球に3球三振に倒れた。初球の93・9マイル(約151キロ)を空振り。2球目の94・7マイル(約152キロ)は見送ってストライク。2ストライクから外角高めの95・9マイル(約154キロ)を振って空振り三振となった。

 バーランダーは第1打席で初球から5球連続で速球、3球目からは速球とスライダーで5球続けて内角を攻めた。2打席目には、この試合で初めてチェンジアップを投じるなど、大谷を十分に研究し、警戒していることが分かる投球内容だった。