完封勝利で5勝目を挙げたジャスティン・バーランダー投手(35)が、初対決となったエンゼルス大谷翔平投手(23)を称賛した。内角を中心に攻め、4打席の対戦で3三振。貫禄の投球を見せた。それでも、「ビデオを見て、彼がどれだけ才能のある選手か分かっていた。初めて当たる打者に対して、そういうこと(ビデオで研究)をするのはこれまではあまりなかった。カウントによって予想できる直球に対して、すごくいいスイングをしていたね」と、メジャーを代表する好投手も大谷の打撃を高く評価した。

 また、9回には大谷から三振を奪ってメジャー通算2500奪三振を達成。「(試合後の)クラブハウスで『僕の2500奪三振は、投手からとったんだ』とジョークを言っていたよ」とご機嫌な様子で振り返った。

 続けて、二刀流で活躍している大谷については、「多くの選手が彼のプレーを見たいと思っているし、打者としても、投手としても、ここまでベーブ・ルース以来のことをやり遂げている。僕らはみんな、敬意を払っているよ。ずっと万全の状態でいて欲しいし、僕がおじいちゃんになって、死ぬ間際には、『僕は2500奪三振をあいつからとったんだ』と言いたいね」とうれしそうに話した。